花粉症対策として、最近では、レーザー治療が盛んに行われています。
花粉症対策としてのレーザー治療は、鼻の粘膜の表面をレーザーで焼灼(しょうしゃく)する方法で実施します。
レーザー治療に使われるレーザーには、いくつかの種類があり、炭酸ガスレーザーは粘膜のごく薄い表面を焼き、ヤグレーザーは粘膜の深層まで焼く場合に用いられます。
一般に花粉症対策として使われているのは、炭酸ガスレーザーです。
レーザーの熱エネルギーによって、鼻粘膜の細胞が瞬時にして蒸発します。
このとき鼻粘膜表面の神経も同時に影響を受けるため、粘膜のもつ過敏性が減少し、花粉が鼻に入っても花粉症の症状が出にくくなります。
炭酸ガスレーザーには通院で簡単に行うことができるというメリットがある反面、次のようなデメリットがあります。
花粉症対策としてレーザー治療を行う場合は、このようなデメリットも考慮する必要があります。